最近、
写真について話を聞かれることがある。
そのほとんどが「どうやったらそういう写真が撮れるんですか?」
「いい写真を撮るコツを教えてください」というもの。
その話題に関しては、もう散々話したかもしれない。
「Know how」ではなく「Know why」が大事。
どうして撮るの?
何を撮りたいの?
それで何を表現したいの?
ということ。
あとね、もう一つ多い質問は
「テーマって言うけどさ、どうやって決めるのよ」
あぁ。確かに。
僕もめっちゃ困ってたなぁと思いつつ。
そういう困ってる人たちへ、
今日は「写真の世界観の作り方」について少し持論を述べてみようと思う。
僕が当初やっていた方法です
世界観。
テーマ。
作品作り。
コンセプト。
めっちゃ大事ですよね。
これが無いと作品は作れない。
僕はテーマが「女性の内面の美しさ」であり、
コンセプトは「路地×隙間×女の子」というものだ。
正直作品作りなるものをしたのは、
今まで9年くらい写真やってたけど、ここ1年くらいだと思う。
僕が作品作りをするときに世界観を作る方法として、
やっていることを例に3つほどあげてみようと思います!
※これ以外にも色々あるけど、3つ抽出してみるだけですので!
1.音楽の世界を借りる
撮影をしながら、モデルを前にしながら、
ずっと頭の中ではお気に入りのあの曲が流れている…。
家の中でとか常に聞いている曲があるのなら、
多分、その曲って頭にすぐ思い浮かぶのではないだろうか。
そしてたらその曲を思い浮かべながら写真を撮ると、
不思議なことにいつもとは違う写真になっているはずだ。
僕は例えばback numberの「花束」や音速ラインの「真昼の月」などを思い浮かべながら撮ることが多い。
MVを撮るように、
「じぶんならこうする!」って考えながら場面場面を切り取っていく感じ!
捗りますよ( *´艸`)
2.フェチを極める
アナタは好きなものがありますか?
僕はちなみにマフモフが好きです。
マフラーにロングの髪が持ち上がってもふってするやつです。
あと路地が好きです。
隙間も好きです。
ええ、僕は変わってるんでしょう。。。
ただ、好きがあるならば、
それをそのまま撮ればいいのに。
それがあなたの世界じゃないですか。
そしたらそれって立派な作品だし、世界観だと思います。
3.モデルさんの世界観を借りる
別に悪いことじゃないですよね。
その人が原宿系なら、そういう服を着てきてもらって、一緒に歩けば、それだって立派にテーマありの作品ですよね?
モデルさんが個性が強かったりしたら、むしろ自分の枠にはめるのではなく、
モデルさんの世界を借りてそれを表現する側に立つのもいいのではないでしょうか。
……
…
でも、僕が一番お勧めするのは、
「日頃から哲学する」ことです。
「生きるとは何か」
「美しさとは何か」
「自分はどういう時に心が動くのだろうか」
「何が好きで、何が嫌いで、それがどうしてなのか」
「どうして空は青いのか」
そういうようなことを考えて考えて、その想いが写真に乗って伝わる気もします。
なんか虚しいことしてんなって思う人もいるかもしれないけど。
日頃からこうやって向き合う癖を付けることは悪くないことだと思います。
なんせ自分の感性に深みが増しますからね!
というわけでいくつかご紹介してみたのですが
いかがでしたでしょうか?
あとは、こういうことをやりながら、
モデルさんと世界観の共有であったりするのも結構大切なことかも。
何かの参考になれば幸いです!
ではでは!
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