写真

写真の世界観の作り方

そしてもうひとつ、よく聞かれるのがこれです。

「テーマって言うけど、どうやって決めるの?」

あぁ、確かに。僕もめちゃくちゃ困ってたなあ、と思いながら。

今日は「写真の世界観の作り方」について、僕の持論を少し話してみようと思います。

世界観。テーマ。作品作り。コンセプト。

これがないと、作品は作れない。本当に大事なものだと思っています。

ちなみに僕のテーマは「女性の内面の美しさ」で、コンセプトは「路地×隙間×女の子」です。

写真を長くやってきたけど、こういう作品作りを意識し始めたのは、ここ数年のことだと思います。

世界観を作るためにやっていることを、3つ紹介してみます。

1. 音楽の世界を借りる

撮影しながら、モデルさんを前にしながら、頭の中ではずっとお気に入りの曲が流れている——。

そういう経験、ありませんか。

家でも外でも常に聴いている曲があるなら、それを思い浮かべながらシャッターを切ってみてください。

不思議なことに、いつもとは違う写真になっているはずです。

僕はよく、back numberの「花束」や音速ラインの「真昼の月」を思い浮かべながら撮っていました。

まるでMVを撮るように、「自分ならこうする!」と考えながら場面を切り取っていく感じです。

これ、かなり捗ります。

2. フェチを極める

あなたには、好きなものがありますか?

僕はマフラーにロングの髪が持ち上がってふわっとするやつが好きです。あと路地が好き。隙間も好き。

変わってる、って言われるんですが。

でも、好きなものがあるなら、そのまま撮ればいいんじゃないかと思っています。

それがあなたの世界じゃないですか。

それだけで立派な作品になるし、れっきとした世界観だと思います。

3. モデルさんの世界観を借りる

これ、別に悪いことじゃないですよね。

その人が原宿系なら、そういう服を着てきてもらって一緒に歩けば、それだってテーマのある作品になる。

モデルさんの個性が強いときは、自分の枠にはめようとするよりも、むしろその世界を借りて表現する側に回るのもいいんじゃないかと思っています。

おまけ:日頃から哲学する

でも、僕が一番おすすめするのはこれです。

「生きるとは何か」
「美しさとは何か」
「自分はどういうときに心が動くのだろう」
「何が好きで、何が嫌いで、それはなぜなのか」

こういうことを考え続けていると、その想いが写真に乗って伝わる気がします。

虚しいことしてるな、と思う人もいるかもしれないけど。

日頃からこうやって自分と向き合う癖をつけると、感性に深みが増していくんじゃないでしょうか。

撮影のときは、モデルさんと世界観を共有することも大切です。

何かひとつでも参考になれば嬉しいです。

気になることがあれば、気軽に声をかけてください。

岡本祥平

プロフィール写真家

岡本 祥平

16歳のころ、スナップ写真を撮るアルバイトがカメラとの本格的な出会いでした。24歳で開業し、以来10年以上、人物写真ひと筋で撮り続けています。

得意なのは屋外でのロケーション撮影。話しながらその人の一番いい瞬間を自然に切り取ること。雑多な街並みの中でこそ、その人らしさが滲み出ると思っています。

ファインダー越しに、一番素敵なあなたを撮れるように。それだけを考えています。

八王子出身。バイクとキャンプが好きで、普段はマーケティングの仕事もしています。人生でやりたいことは「葬式をパーティーにする」「恋人の個展を開いて死ぬ」「小中学生にお金と人生を教える塾を開く」。

まず、話しましょう。

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