撮影のはなし
写真を通じて、あなたの今を残す。
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写真は、生き方の鏡だ。
だから僕は、写真の前にあなたの話を聞く。
写真を撮る前に、まず話を聞く。それが僕のやり方です。
なぜなら、「何のための一枚か」によって、写し方はまったく変わるからです。ビジネスプロフィールなのか、マッチングアプリ用なのか、個人的な活動のためなのか、それとも恋愛や大切な人との記念なのか。目的が違えば、引き出すべき表情も、光の使い方も、場所の選び方も変わります。
だから僕は、シャッターを切る前に時間をかけて話を聞きます。あなたが今どんな場面にいて、この写真でどこへ向かおうとしているのか。それを知ってはじめて、あなたの持ち味を活かした一枚の方針が立てられる。
どんな人にも、その人だけの物語があります。その物語を知らずに撮った写真は、どこかよそよそしくなる。だから僕は、カメラを持つ前にまず、あなたの話を聞くことから始めます。
最初にカメラを手にしたのは、大学生のころでした。当時は特別な動機があったわけではありません。バイクで旅をしながら風景を撮ったり、キャンパスライフの何気ない瞬間を収めたり。いわゆる普通の写真を撮っているだけでした。
転機は、ひょんなきっかけで人の写真を撮るようになったことです。そのとき気づいたことがあります。人が持つ「綺麗さ」や魅力は、その人自身が一番気づいていないということ。
第三者の目で見てはじめて気づけるものがある。そしてそれを客観的に伝えられるツールが、カメラであり写真なんだと。
その体験が、たまらなくやりがいのあるものでした。それから僕は、人物の写真に没頭するようになりました。