フィルム風入門|LightroomでKodak Vision3 500T風にプリセットを作ってみた
Lightroomのプリセットを作りました。
Kodak Vision3 500Tというシネマフィルムの色調を目指したもので、ポートレートで使いやすいようにチューニングしています。
無料で配布しているので、気になる方はぜひ使ってみてください。
なぜKodak Vision3 500Tを目指したのか
もともと、シアン〜グリーンのシネマっぽい影が好きでした。
フィルムの中でそういう色が出やすいのが、タングステンフィルムと呼ばれる種類です。
屋内の人工光(タングステン光源)での撮影を想定して作られたフィルムで、昼光下で使うとシアン〜グリーンに色が転ぶ。
Kodak Vision3 500Tはそのなかでも映画撮影に使われているシネマフィルムです。
あの映画的な色を、デジタルポートレートでも出せないかと思って作り始めました。
フィルムの色がどういう原理でああなるのかについては、こちらの記事で詳しく書いています。
→ フィルム写真はなぜあの雰囲気になるのか。Lightroomで原理から再現する話
Before / After 作例
モデル:https://www.instagram.com/kitayama_haruna/




このプリセットの特徴
シャドウがシアン〜グリーンに転ぶ
暗部にシアン〜グリーンが乗るのが一番の特徴です。
RGBチャンネルカーブのBlueチャンネル(シャドウ側を持ち上げる)とGreenチャンネル(ミッドトーンを持ち上げる)を組み合わせて作っています。
カラーグレーディングだけで作るよりも、フィルムの乳剤層の色ズレに近い自然な転びになります。


ハイライトに温かみが残る
シャドウがクールに転ぶ一方で、ハイライトにはわずかにオレンジ〜イエローを残しています。
この明暗の対比が、シネマっぽいコントラストを生んでいます。
肌色を崩しすぎない
シアン〜グリーンを強く入れすぎると、肌が不自然になることがあります。
このプリセットはHSLでスキントーンを調整して、色の転びを出しながら肌色を崩しにくいバランスにしています。

こんな写真に向いています
- 屋外ポートレート(晴天・曇天どちらも)
- 都市スナップ
- シネマっぽい雰囲気にしたいとき
逆に、夕方の暖色光や電球色の室内が多い写真にそのまま当てると、シアンが強く出すぎることがあります。
カラーグレーディングのシャドウを少し調整してみてください。
プリセットの仕様
ファイル形式:.xmp(Adobe Lightroom対応)
対応バージョン:Lightroom Classic / Lightroom(CC)
バージョン:v1.0_Okamoto
ダウンロードした.xmpファイルは、Lightroomの現像パネル → プリセット右クリック →「プリセットをインポート」から読み込めます。
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