みなさんには恋人がいるでしょうか。
ちなみにそれはどれだけの時間一緒にいるのでしょうか。
毎週? 固定の曜日? それとも毎日?
僕は写真家なのですが、よくお話をしていると、恋愛について書けばいいのに言われるので、今日は恋愛について書いて見たいと思います。
パートナーシップについては様々な記事や本があるのですが、そのどれもがあまり本質に触れていないなぁと思うのです。
まぁこれは、人それぞれに捉え方があるので、多様性はあってしかるべきですが、僕の思うパートナーシップは少しばかり違います。
これからもっと深掘りしていくので、今日はそのさわりの部分だけ書ければなと思います。
目次
1、パートナーと自分は違う生き物であることを知ること
2、自分の弱みを出すこと
3、明日は来ないかもしれないことを自覚すること
4、おわりに
1、パートナーと自分は違う生き物であることを知る
パートナーは自分と一番近い存在ですよね。
ただ、近すぎると勘違いしてしまうことがあります。
それは「相手と自分は全く別の生き物である」ということです。
自分と相手は違います。
故郷も違えば、生活習慣も違う。それはもう異国の文化のようなものです。
その中でもちろん趣味趣向も違うし、意思決定のタイミングだって違うことを忘れてはいけません。
あくまでも、パートナーと自分は違う生き物です。
だから、少しだけ意識しましょう。
ふと歩いている時に、相手が早足になってないかな?
いつもご飯行くところ自分で決めてるけど、そういえば、相手は何が嫌いで何が好きだろうか。
相手の夢はなんだろうか。
大切にしたいことってなんだろうか。
どういうことを綺麗と思い、何に悲しいと感じるのか。
違う生き物だから。きっと理解するのは難しいはず。
100%分かり合えることは一生ないと思う。
だからこそ、知ろうとして、知ってその新しい一面を何度も何度も経験して、相手をより深く知りましょう。
そうすることで、二人にとってより心地よい瞬間を作っていけると思います。
2、自分の弱みを出すこと
パートナーに自分の弱み、出せていますか?
弱みといってもあまりに漠然としていると思うので、少しだけ解釈をいれてみようと思います。
弱み、たくさんあります。
例えば僕でいうと「頼れないこと」というのがあります。
僕は長男で、いつも自分のことは自分でやるように育ってきました。
どういう時でも「あなたは長男なんだから」と言われ続けてきました。
なんでも、ある程度のことは自分で解決できてしまうんですよね。
それって自分の強みでもあるんだけど、弱みでもあると思うんです。
辛い瞬間、たくさんありませんか?
泣きたいと思った瞬間だって生きてれば何度もあると思います。
でも、その時に素直に「辛い」といえないことが僕の弱みだったと思います。ある程度なんでもできるから、どちらかというと尊敬の対象になるとして、だからこそ、その人たちの前ではその人たちの思う「僕」でなければと、どんな時でも自分一人で戦っていたような気がします。
ただ、それはある意味とてもひどいことをしているのと同義であることを知りました。
辛い時は、辛いといっていいんです。
弱さは出していいんです。誰にでも出せばいいわけではありませんが、せめて自分のパートナーにはその弱さを見せてください。
「周りに見られている自分」と「本当の自分」を出していっていいんです。
パートナーはそれをきっと受け止めてくれます。そんなあなたでもいいといってくれます。
弱さを自分以外の誰かに見せることはとても勇気の要ることだし、怖いことだけど、でも、それができたなら、あなたは今よりももっと分かり合えるし、もっと高みを目指していけると思います。
自分の弱さと向きある人は強い人です。そして辛い時も楽しい時も共有するからこそ、それはパートナーと呼べるのではないでしょうか。
3、明日は来ないかもしれないことを自覚する
「明日言えばいいっか」
そう思ったことはありませんか?
僕はあります。でも、僕はその考えは危険だとも考えます。
僕のポリシーの1つに「明日は当たり前に来ない」ということがあります。
この日本で、平和大国と言われている日本でそれをいうのは馬鹿らしいと思うかもしれません。
でも、考えて見てください。
3・11に何があったでしょうか。日常はいきなりの地震と津波で一気に「非日常」へと変わりましたよね。
考えすぎだと人は言うかもしれません。
でも僕はあえて言います。
「明日は当たり前にくるものではない」と。
僕はたまたま、祖母の死や、かつての恋人とのことでくるはずの明日が来ないことを知っています。
パートナーシップを築くと言うことは「日常」という当たり前を当たり前ではないのだと自覚することだと思います。
今日伝えられる「愛してる」は今日伝えるべきだし、恥ずかしいから先延ばしにしようではなく、明日死ぬかもしれないと言う意識で向き合うことが大事なのではないでしょうか。
今日を全力で生きて、それをぶつけ合うことでパートナーシップは切磋琢磨されているのだと思います。
4、おわりに
この記事を読んだ人は「意識高い」なぁと思ったかもしれません。
ただ、僕は声を大にして言いたいのは別に意識高いことをしたほうがいいとは一言も言っていないと言うことです。
向き合うことや、今日を大切に生きること。それはつまり「毎日」を「当たり前」に生きることに他なりません。
毎日のつまらないと思えるような瞬間も、それは実は奇跡の連続で、尊い時を過ごしています。
それということを「自覚する」。そしてそれをパートナーと「分かち合う」ことが最良のパートナーシップを築くための最低条件ではないだろうかと思えてなりません。
僕はそんな日々の当たり前をパートナーと過ごしたいと思います。
ふと買い物にいったり、今日の夕飯についてお話をしたり、例えば、河川敷を一緒に歩いて、面白い雲を見つけて「のどかだね」と笑い合う。
それはもしかしたら忘れてしまうくらいふとした瞬間たちですが、でも、それを幸せというのではないだしょうか。少なくとも僕はそう思います。
パートナーシップは人それぞれの価値観です。
僕のこの意見も大多数のうちの1つに過ぎません。でも、これがもし誰かの参考になれば幸いだと思います。
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八王子生まれのプロフィール写真家
岡本 祥平